第26回東アジア看護学研究者フォーラム(26th East Asian Forum of Nursing Scholars:EAFONS,東京大学・オンライン開催)で助教/後期課程の髙谷と前期課程の鈴木龍生さんが発表者の2演題について電子ポスターで発表を行いました。(2月10日より3月19日までオンデマンド公開)

Title:The Relationship of Head Nurse and Colleague Social Support and Work related stress with Work Engagement of Nursing Staff

Author:Shin Takaya,Hiroaki Ambo,Daisuke Sato

(演題の概要)

 ワーク・エンゲイジメントは労働の質向上の方略を検討するうえで有益な指標です。看護職員のワーク・エンゲイジメントと看護師長や同僚からのソーシャルサポート、職業性ストレスについて構造方程式モデリングを用いて分析を行っています。看護師長の裁量権に関するサポートや動機付けに関するサポートとワーク・エンゲイジメント、職業性ストレスとの関連について因果関係を明らかにした内容になっています。

Title:Factor Structure of the Japanese version of the Recovery Self-Assessment Revised Person in Recovery Version (RSA-R PIR Ver.)

Author:Ryu Suzuki, Syohei Miyamoto, Shin Takaya, Daisuke Sato, Hiroaki Ambo

(演題の概要)

 RSA-R(Recovery Self-Assessment)は様々な国で用いられているサービスのリカバリー志向性(どの程度リカバリーの概念に基づいてサービス提供しているか)を測定する尺度です。RSA-Rの下位尺度はそれぞれの因子に基づいて設定されますが、その因子構造は国ごとに違っています。 本研究では日本の精神科デイケアを対象にRSA-Rを回答していただき、日本語版RSA-Rの因子構造を明らかにした内容になっています。